世界大会に向けて選手強化訓練中

第48回技能五輪国際大会は2026年9月22日~27日まで上海で開催されます。
この大会に出場する日本代表選手として、和泉 樂 氏(キヤノン株式会社)が、厳正なる審査を通過し決定しました。合わせて選手をサポートする指導員及びエキスパートも決定しました。

上海で開催される第48回技能五輪国際大会は、71のWSI(ワールドスキルズインターナショナル)加盟国・地域などから1,500人程度の選手が参加し、64職種で開催される予定です。
この度、和泉 樂 氏(キヤノン株式会社)が日本代表選手として技能五輪国際大会に派遣されることが決定しました。本大会には、指導員として関 尚弘 氏(キヤノン株式会社)、協議運営を担うエキスパートの井上 雅弘 氏(日本インダストリアルデザイン協会理事)が帯同し、選手をサポートします。

前回大会2024年リヨン大会から正式競技に採用された工業デザイン技術は、上海大会では2回目となり、日本は初めての参加となります。
2028年の愛知県での日本開催に向け、この新種目にも開催国である日本からの選手派遣が必須となる中、その選手選考と強化訓練、大会参加への支援団体として当協会に白羽の矢が立ったものです。
2025年3月24日に厚生労働省から依頼を受け、先ずはJIDA内に分科会を設置、メンバーを組織化して選手選考のための活動を開始しました。
選手募集は、法人・団体会員を中心に会員メールや公式サイトを活用し、ポスターやパンフレットを制作して展示会などを通じて教育機関や学生にも幅広く告知を進めました。
10月3日から公式に一般募集を開始し、11月15日に締め切りという日程を組み、その間に12名の応募者を募ることができました。
11月19日に一次選考会として、6名の選考委員によるポートフォリオ審査を行ない、3名の候補を選出しました。二次選考会は、12月6日に六本木JIDA事務局にて開催し、同じく6名の選考委員による面接審査を行ない、代表選手決定に至りました。

和泉 樂 (いずみ がく) 
2025年 キヤノン株式会社入社。
キヤノン製品のプロダクトデザインに従事。新規商品の提案活動も担当し、幅広い視点でデザイン開発に取り組んでいる。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒。

関 尚弘 (せき なおひろ) 
2005年 キヤノン株式会社入社。
インクジェットプリンター、コンパクトデジタルカメラなど、多様な製品のプロダクトデザインを担当。現在はオフィス複合機や商業印刷機のデザインマネジメントに従事し、幅広いディレクションを行っている。
多摩美術大学デザイン科立体デザイン専攻卒業。英国 Royal College of Art, Design Products 修了。iFデザインアワード2024審査員。

エキスパート

井上 雅弘(いのうえ まさひろ)
東芝デザインセンターでプロダクトデザイナーとして勤務の後、2013年より名古屋工業大学、2022〜24年シンガポール南洋理工大学でそれぞれデザイン教育に携わる。
千葉大学工業意匠学科卒業。イタリアDomus Academyマスターコース修了。

概要(中央職業能力開発協会のWebサイトより抜粋)

技能五輪国際大会は、英語では、WorldSkills Competitionと呼ばれています。
 この大会には、憲章が定められており、大会の目的は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることにあります。

 大会の起源は、1950年にスペインの職業青年団が提唱して隣国ポルトガルとの間で各12人の選手が技能を競ったことから始まりました。逐年参加国および出場選手を増加させ、若い技能労働者の祭典と呼ばれるにふさわしい大会に発展してきました。日本は、1962年の第11回大会から参加しており、毎回優秀な成績を収めています(過去の大会記録参照)。

 大会の運営は、ワールドスキルズインターナショナル(WSI:WorldSkills International) によって行われ、同組織委員会のメンバーは、加盟各国からの公式代表及び技術代表により構成されています。日本からは、中央職業能力開発協会が同機構のメンバーとなっており、ワールドスキルズ・ジャパン(WorldSkills Japan)として活動し、国際大会に日本選手団を派遣しています。
 大会は、現在、原則2年に1度開催されており、これまで日本では、1970年の第19回大会(東京・千葉)、1985年の第28回大会(大阪)、2007年の第39回大会(静岡・「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」として「国際アビリンピック」と同時開催)が開催されました。また、2022年の第46回大会(特別開催)では、開催国/地域の一つとして京都で3職種の競技が実施されました。

 国際大会の日本代表選手の選考は、多くの職種においては、国際大会が開催される前の年に開催する技能五輪全国大会において行われ、参加資格(インダストリアルデザインテクノロジー部門では大会開催年に25歳以下であること)を満たす優勝者(成績優秀者)が日本代表として選出されます。なお、技能五輪全国大会で実施されない職種については、各業界団体等が選考会等により選出します。

 最新の大会情報については最新の大会情報をご覧ください。

https://worldskills.org/skills/id/557/ の要約

インダストリアルデザインテクノロジーは、デザインとエンジニアリングを融合させ、消費者向け製品の機能性とデザイン性を高めます。

インダストリアルデザインテクノロジーは、以下のことに興味がある方に最適です。

  • 創造性を発揮したい人
  • 複雑な問題に取り組むのが好きな人
  • ものづくりに関心がある人
  • コンピューターを活用して設計・試作したい人

大量消費される消費者向け製品は、機能性とデザイン性の両方が求められます。これがインダストリアルデザインテクノロジーの役割です。インダストリアルデザインテクノロジーは、新製品が技術的に製造可能であり、市場のニーズを満たし、適正な価格で販売できることを実現させる職能です。

インダストリアルデザインテクノロジーは、デザインとエンジニアリングを融合させたものです。中小企業やスタートアップ企業では、プロセスの全段階を担当することもありますし、大規模組織ではチームの一員として働くこともあります。

インダストリアルデザインテクノロジーには、市場調査、デザイン、エンジニアリング、製品分析、材料、そして良好なコミュニケーション能力など、幅広いスキルと理解が必要です。

コンセプトから製造までの製品開発プロセスを理解し、問題解決能力に優れ、デザインと開発を支援するあらゆるツールと技術に精通している必要があります。技能五輪国際大会は、英語では、WorldSkills Competitionと呼ばれています。
 この大会には、憲章が定められており、大会の目的は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることにあります。

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