金メダルを狙える日本代表選手を募集中!

工業デザイン技術分科会 委員長 後藤規文

技能五輪国際大会2024年度リオン大会より、技能五輪の職種目に「Industrial Design Technology|工業デザイン技術」部門(25歳以下が対象)が新設されました。技能五輪国際大会は、「技能のオリンピック」と命名されるように世界各国・地域の青年技能者がそれぞれの特殊技能を競い合う、2年に一度開催される世界最大規模の技能競技大会で、参加国の職業訓練の振興や技能水準の向上、青年技能者の国際交流・親善を目的としています。

この国際大会は、2026年度に上海大会、2028年度に愛知大会が計画されており、特に3年後の愛知大会に向けた中期的な選手強化の施策として、厚生労働省と中央職業能力開発協会(JAVADA)より依頼があり、この度、JIDAが工業デザイン技術部門の「選手選考と選手強化」の企画運営を受託することとなりました。

現在、分科会では上海大会に向けた選手選考会開催に向けた準備を行っておりますが、年内に代表選手を選考するという短期スケジュールのため、今回はJIDA会員の皆さまより、優秀なデザイナーを推薦して頂き、選考会(2025年11月開催予定)にて日本代表選手を決定します。 代表選手は、大会までに実戦を想定した強化トレーニングを受けてもらい、工業デザイナーの日本代表としてふさわしいスキルを習得し、世界一を目指してもらいます。JIDAは工業デザイナー日本代表の育成をサポートします!

概要(中央職業能力開発協会のWebサイトより抜粋)

技能五輪国際大会は、英語では、WorldSkills Competitionと呼ばれています。
 この大会には、憲章が定められており、大会の目的は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることにあります。

 大会の起源は、1950年にスペインの職業青年団が提唱して隣国ポルトガルとの間で各12人の選手が技能を競ったことから始まりました。逐年参加国および出場選手を増加させ、若い技能労働者の祭典と呼ばれるにふさわしい大会に発展してきました。日本は、1962年の第11回大会から参加しており、毎回優秀な成績を収めています(過去の大会記録参照)。

 大会の運営は、ワールドスキルズインターナショナル(WSI:WorldSkills International) によって行われ、同組織委員会のメンバーは、加盟各国からの公式代表及び技術代表により構成されています。日本からは、中央職業能力開発協会が同機構のメンバーとなっており、ワールドスキルズ・ジャパン(WorldSkills Japan)として活動し、国際大会に日本選手団を派遣しています。
 大会は、現在、原則2年に1度開催されており、これまで日本では、1970年の第19回大会(東京・千葉)、1985年の第28回大会(大阪)、2007年の第39回大会(静岡・「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」として「国際アビリンピック」と同時開催)が開催されました。また、2022年の第46回大会(特別開催)では、開催国/地域の一つとして京都で3職種の競技が実施されました。

 国際大会の日本代表選手の選考は、多くの職種においては、国際大会が開催される前の年に開催する技能五輪全国大会において行われ、参加資格(インダストリアルデザインテクノロジー部門では大会開催年に25歳以下であること)を満たす優勝者(成績優秀者)が日本代表として選出されます。なお、技能五輪全国大会で実施されない職種については、各業界団体等が選考会等により選出します。

 最新の大会情報については最新の大会情報をご覧ください。

https://worldskills.org/skills/id/557/ の要約

インダストリアルデザインテクノロジーは、デザインとエンジニアリングを融合させ、消費者向け製品の機能性とデザイン性を高めます。

インダストリアルデザインテクノロジーは、以下のことに興味がある方に最適です。

  • 創造性を発揮したい人
  • 複雑な問題に取り組むのが好きな人
  • ものづくりに関心がある人
  • コンピューターを活用して設計・試作したい人

大量消費される消費者向け製品は、機能性とデザイン性の両方が求められます。これがインダストリアルデザインテクノロジーの役割です。インダストリアルデザインテクノロジーは、新製品が技術的に製造可能であり、市場のニーズを満たし、適正な価格で販売できることを実現させる職能です。

インダストリアルデザインテクノロジーは、デザインとエンジニアリングを融合させたものです。中小企業やスタートアップ企業では、プロセスの全段階を担当することもありますし、大規模組織ではチームの一員として働くこともあります。

インダストリアルデザインテクノロジーには、市場調査、デザイン、エンジニアリング、製品分析、材料、そして良好なコミュニケーション能力など、幅広いスキルと理解が必要です。

コンセプトから製造までの製品開発プロセスを理解し、問題解決能力に優れ、デザインと開発を支援するあらゆるツールと技術に精通している必要があります。技能五輪国際大会は、英語では、WorldSkills Competitionと呼ばれています。
 この大会には、憲章が定められており、大会の目的は、参加各国における職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることにあります。

JIDAが2026年上海大会の代表選手選考会を行ないます

  • 日本国籍保有者
  • 上海大会(2026年9月22日~9月27日)開催時に25歳以下であること。また、大会に現地参加が可能であること
  • インダストリアルデザイン、プロダクトデザインを学び、日頃から実践していること
  • 3DCADを用いた製品デザイン作業に長けていること

締め切り:2025年10月31日までにこのWebサイトよりお申し込みください。その際、ご自身の作品ポートフォリオ(PDFデータ:10MB以下)の提出もお願いします。

応募はこちらから